おつかれちゃん

全員笑顔で終わりましたね。
ていうか、あなたにお手紙読みましょう、みたいな毎年恒例企画の存在を知らなかったので、素でビックリしたよ、あかにしレター。レターの中身そのものっていうより、あかにし=レターという人選と、それに対する亀たんのコメントと、それ聞いてるときの身の置き所のなさそうなじんじんにちょっとグっと来たりして…。かといって、ああいう場面でやたら涙涙の感動を演出されるとかえってしらけるので、あのアッサリ具合、100%自分の言葉で、思っていることを書いただけの、感動させてやろう、という意図がまるで感じられない文章が、じんじんだな、好きだなと思う。それに対するメンのコメント返しもストレートだしね。あと円陣良かった。コンサートみたい。その後の「絆」は心配した通りボロッボロ(特にあかにし君が。苦笑いしてましたね。我が家でも爆笑してました)だったのもご愛嬌か(笑)。

カツンの面白さというのは、「色々ある」ところにあると思います。カツンを見ていると、私は先の読めない長編小説を読んでいるような気持ちになります。なんの事件も衝突も軋轢も葛藤もない、ただ美しく幸せなだけの物語に、誰が心動かされるでしょうか。
今年の24時間、私は、老人や障害者や被災地支援のチャリティ番組というよりむしろ、じんじんのリハビリ番組みたいな気持ちで見てました。だからエンドロールで満面の笑みを浮かべてサライを熱唱(野望達成だね)している姿を見て、胸が熱くなりました。こういう感動?は、じんじんがバカな子だからこそ得られるものだと思う。そしてカツンが「慈善」や「善意」のイメージからはほど遠い、バカな子の集まりだからこそ、番組の根底を流れる「自分より下の者に施してやる」という、持てる者の傲慢さがさほど感じられず、良かったと思います。(マラソンアンガールズも最後は笑顔でサライを歌ってましたが、大仰に倒れ込んだり、涙で絆を確かめあったりとか、そういう過剰演出もなく、なんとも頼もしく、とても良かったと思います)
関係者の皆様、本当におつかれさまでした。募金たくさん集まるといいですね。