数字の話

今朝、某情報番組を見ていたら、オリコン年間ランキングとやらが発表されていてLIPSとドンチューの2作品がトップ10入りしていた。メインの話題は嵐がワンツーフィニッシュというものだったんだけど*1、カツンも大きな話題となるタイアップなどはなかったもののなかなか粘りましたね。さすがにホワクリの方は集計が1週分?しかなかったりラジバンダリでランクインならずだったようですけど。


普段あまりオリコンで1位になっただとか数字的なことはこのブログに書いてないんですが*2、2作続けてタイアップを付けず実験的な売り方をしてみて、事務所もカツンファンの実数みたいなのを大まかにつかんだんじゃないかな。前にも書いたけどやっぱカツンは複数購入がほとんどないDVDの初期販売数*3が基準で、その数字に初回限定やら初回プレスやら特典付き1アイテムにつきだいたい5万ずつ加算って感じ*4。つまり超単純に*5考えれば、この5万加算の部分が「出されたらなんでも食う」層かと。
だいたいCWも特典もないホワクリやドンストの500円ワンコイン通常なんて*6ジャケット写真の他に購入理由はないわけで、そのジャケット写真ですらドンストは間違い探し状態wwwそりゃよっぽど熱心なファンじゃなければ買いません。結構この読みはあってるんじゃないかと思うんだけどどうだろう。


ちなみにアルバムの売上げ数字も非常に近いんだけど、ジャニーズがシングルランキングに強いのは、DL主流でシングルが売れない中、ジャニーズだけはシングル売上げ≒アルバム売上げなんだよね。パッケージにこれだけ価値を持たせられるのって今もうアイドルくらいなもんだし。で、アルバムトップ10にジャニーズが入ってこないのは単純にミリオン売り上げる作品が複数あるから勝負にならんだけなんじゃないかと。シングルは安いから若い子=ジャニーズファンが買う、とか年齢分布はあんまり関係ないと思いますよ、テリーさん。現に私三十路ですけどジャニヲタですからwww


こういう売上げランキングが発表されると必ず、その集計方法だとか、CDの売り方だとか、最近だとCD離れだとかネットの影響だとか、数字の抽出方法や販売戦略、世間の潮流だとか、とにかくランキングそもののに、精神性持ち出して文句言うのがいるんだけど、そこらへんはもううだうだ言っても仕方がないと思うのだよ。そもそもランキングなんて芸術的優劣の問題じゃなくて商売の勝ち負けの話だしな。価値観の多様化は止められないし、パッケージなんてテクノロジーの進歩によってどうしたって変わっていくわけだし、複数でも買ってしまうような熱心なファンに支えられているタレントがいるという、その事実を変えられるわけでもないでしょ。あれこれ特典付ける行為は、(常識の範囲内であれば)立派な営業努力でもあるわけだし。情報を抽出し提供する側の問題じゃなくって、提示された数字をどう捉えるか、情報を受け取る側のリテラシーの問題だよね。って話がズレたw


しかし初動35万程度でスタートしたキプフェとかLIPSあたりが累計でさらに10万前後上積みしていることを考えるとタイアップってやっぱし侮れませんな。

*1:オリンピックテーマソングなんかは誰もが知ってるよね

*2:1位は嬉しいのでしょうが、「Signal」出したときに記録記録煽られて、じんさんがつい漏らした「数字は関係ありません」という言葉が耳に残っているので…亀たんの発言にも感じるけど、カツンはジャニーズ商法云々言われるのをちょっと嫌っている節があるよね。複数売るにしても必ず言い訳するしw まあファンからしたら「まわりの評価なんか気にせずおいしい特典つけろや」とか思うけど

*3:20万前後。not累計

*4:現状で。今後人気が上がったり下がったり状況が変わってきたらわかりません

*5:ドンストの売上げ詳細については面倒くさいのでここでは突っ込まない

*6:しかもほどんど予約完売で店頭に出てないわけだから