あしたの

喜多善男見ました。

以下、gdgdな感想。



1話目を見忘れてしまったため、相関関係が分からなかったりしたんですけど、不思議な雰囲気に引き込まれて一気に鑑賞。「ファイト・クラブ」だとどっかで読んだんですが*1、ああ〜なるほどね〜主人公の分身(ネガティブ善男)が出てくるあたりがそうなのか。「ファイト・クラブ」はホワイトカラーの青年、喜多善男は中年男だけどね。実際精神的にものすごいダメージ受けて自殺願望が膨らんでるときって、ああいう感じに自分の分身を見ちゃったりするのかも…と思わせる迫真の演技by小日向さん。同じシーンにおさまっていても、それぞれの登場人物の考えていること、思惑が見事にバラバラだったりするのもリアル。まんまやると相当辛い話っぽいので、今後、少々ファンタジー要素も交えていってくれたりすると、お茶の間で見るドラマとしてはさらに見やすくなるでしょう。もう善男のおかーさんがボケ始めてる?ってところとか、元妻に初夜が最悪の思い出…と暴露されてるところとか、「ぅわぁあああ!」とか思っちゃいました。松田兄に生命保険はいれって勧められてるあたりは、まだ松田兄の表情に良心の呵責が垣間見てとれるので大丈夫だったんですけど。
いまだに分からないところいっぱいあるんですけど、伏線もたくさん貼られてそうだな。でも、こうやってちゃんとラストを見据えて作ってるドラマ好きです。さっき「ファイト〜」のこと書いたけど(ていうか「ファイト〜」とはちょっと違うと思うんだけど)、確かにアメリカ映画にこういう作品いっぱいありますね。特にこれ、というタイトルは思いつかないんだけど…。小日向さんの役はケビン・スペイシーがやりそうです(「アメリカン・ビューティ」の/笑)。松田兄さんすごい久しぶりに見たけどかっこいい役者さんになりましたね。弟くんより好みだわ〜。

ちなみにエンドクレジットで、原案島田雅彦、脚本飯田譲治(ってあの飯田譲治?「ナイトヘッド」懐かしい〜)ということを知りました。

*1:ファイト・クラブ」大好き。原作も原書翻訳、DVDもリージョン1と2持ってる