アルバム初聴感想

やっぱフルっすね。音の良し悪しも関係していると思うけど、ラジオ小出しで聴いていたときには、ちょっと、いやかなり心配してたんですが、大分印象も変わりました。なかなか佳作だと思います。

アルバムとしてはまあやっぱまだバラバラなんですけど、１曲１曲はそれぞれまとまりがあって破綻が少なく良質なJ-POPに仕上がってるんじゃないでしょうか（破綻があってこそのカツンなんじゃないかとか、この辺は賛否あるでしょうけど）。オケの作りも丁寧で、なんか今更ながらファーストのちゃかちゃかした安っぽいアレンジはなんだったんだろうかと思ってしまった。ちなみに、いわゆる「カツンらしくない」楽曲郡も自分は結構好きです。たとえば「MOTHER/FATHER」、上田君のガーリーというかリリカルな歌声とかここまで魅力が伝えられた曲はユニット曲としてはこれまでなかったんじゃないかと。

じたんも（亀たんとかもそうだと思うけど）ただ持ち前の表現力やテクニックを披露するってだけじゃなくて、今回のアルバムでは抜群の安定性を発揮してカツン全体を下支えすることまでできてたんじゃないかなと。あまりにも当たり前になっちゃってて、つい減点方式になりがちなんですけど、こういう時は敢えて指摘しておこうと思います。やっぱ上手いぜ。

あと、発売前にも書いたことだけど、ボーナストラックが本当に素晴らしすぎて、これが初回限定（ヲタが買い占めてほとんど市場に出回らなかったらしい）っていうのが、やっぱ納得いきません。あ、どの雑誌に書いてあったのか忘れちゃったけど、１曲じんさんとじゅんのが二人して没って、代わりにシクセン入れようよって要望だしたエピソードが面白かった。２Ｊ、ＧＪ！12o'clockは中丸くんのやりたいイメージを元に、赤西田中を巻き込んで完成させたと聴いて、そりゃ好きなはずだ、と思いました。中丸＆赤西で一緒にブース入って録音したところってどこだろう。