アルバム簡単な感想

Break the Records -by you & for you-【通常盤】

Break the Records -by you & for you-【通常盤】

とてもいい出来なんじゃないかと…。シラフで名盤名盤と手放しに絶賛できる性格じゃないんで(←ネジが飛んでいるときには可能)、なんか醒めた言い方になりますが私はすごく好きです。いわゆる捨て曲がないので、アルバムごと車に持ち込もうと思う。通常盤については、バラードのNEIROで終わらずMOONで〆るあたりもカツンらしくていい。大団円で終わるより、こういうちょっとした捻りやどんでん返しがある方が好きなんです(個人的な好みですけど)。贅沢を言えば、7 Days Battleもアルバムに収録してほしかったかなあ。この際1曲増えるくらいいいじゃん?

乱暴なアルバムタイトルからは想像つかないウェットで繊細な楽曲が続く。ミキサーが頑張ったせいもあるかもしれないが、かなり複雑なハーモニーバランスを壊す奴もいないし、これまでのアルバムにあったような破綻もあまり感じない。じたんに関して言えば、今回「ほら上手いだろ?」的な鼻につく自己主張が皆無に近く(まあ今回に限らず、最近の傾向ともいえるけど)、各々の楽曲に自然に溶け込み盛り上げるボーカルに、何とも大人の包容力というか余裕を感じました。君道とか春夏秋冬のような、どこか切ない郷愁を誘うような楽曲への多めのフィーチャーがまた新鮮でいい。パブリックイメージとは真逆なんだけど(笑)ボーカルとしての相性は抜群だと思います。ハイクにも書いたけど、ちょっとbandageでの歌声などを妄想させる。


しかしライブになったときどんなパフォーマンスになるのか見当つかない曲も多いよね(WATER DANCEあたりの繊細さは再現不可能なような…以前ならライブではやりませんとなってそう)。カラオケはこれまで以上に無理な感じですね。


それぞれの曲についても長々と語りたいけど時間作れるかなあ。