映画「のだめカンタービレ」前編

この時期ですが思い切ってみてきたよ。
物語としては、舞台が海外に移ったこと(これはSPから)、演奏技術などがレベルがアップしていること、外国人の役にはちゃんと外国人を配しているのでリアリティが増していること以外は、テレビドラマと基本同じパターンの繰り返し(のだめと千秋が追いつ追われつしながらまとまりの悪いオケであったり挫折、迷い、嫉妬といった精神的困難を乗り越えて成長していく)なんだけど、それでも劇場で見ることをお勧めしたいのは、なんといっても音響がすばらしいから。マルレ・オケの定期演奏会のシーンでは思わずスクリーンの中の観客と一緒になってスタンディングオベーションを贈りたい衝動にかられました。それから、映画になってのだめの喜怒哀楽の表現がスケールアップ(笑)。この辺も見所のひとつです。

あと、前編はどっちかというと千秋の物語で、のだめの成長については後編に持ち越した感じなのかな。未解決のことが多く、のだめと千秋以外の主要キャラクターがまだ動き出していないので、食い足りなさはあります。いずれにしても後編が楽しみです。