NINE

の感想のためのスペース確保。


カテゴリ的には関係ないのだけれど、友&仁USAのサイトのタレント本人よりデカいジャニー氏の名前を見るたびに笑ってしまう。アーティスト写真を使ったジャニーズとしては革新的なHPとスポーツ紙の記事になっていたのに(つか、ばんでいじ公式は?)サイトから件のアーティスト写真が消えたのはなんでなん?


追記>
NINEの感想は「続きを読む」から。


物語としては正直やや平坦で構成も単純なので、中盤ちょっと睡魔に襲われた。ダニエル・デイ=ルイスは名優だとは思うのですが実は苦手なんですよね。かっこよくシリアスな演技派になった江頭2:50みたいというか(爆)。「マイ・ビューティフル・ランドレット」のころから苦手です。しかし苦手苦手言いながら出演作はよく見ているかも。で、そんなデイ=ルイス演じるスランプ中の天才映画監督グイド・コンティーニが、うそつきで優柔不断で女好きでマザコンで、と、絵に描いたような駄目男で、イライラすることこの上なし(笑)。映画は、この男が次々に訪れる危機を調子よくやりすごし現実から逃げまくっているうちにドツボに嵌り、こんがらがった人間関係を一気に清算させられて、すべてを失い、再生するまでの顛末を描いている。
物語の冒頭、映画監督グイドの妄想の中でかかわりを持つ女性が登場人物紹介も兼ねてステージ上に勢ぞろいするシーンを初めとする歌とダンスのシーンの数々はさすがの迫力。とくに9歳のグイド少年が海辺で出会う娼婦役のファーギーは、ダンス、歌唱力、ルックス、体型すべてがダイナマイト級で、出番はさほど多くないのに強烈な印象を残す。グイドの愛人役のペネロペはいかにも男の人の好きそうな隙だらけのおつむの足りなさそうでむせ返るように甘い、一方グイドに恋愛ゲームを仕掛けるVOGUE誌の記者役のケイトは才気走って生意気で健康的で若々しくはじけそうなお色気で見るものを魅了する。
グイドの妻役のマリオン・コティヤールのダンスシーンは展開上もヘップバーン風の清純そうな見た目からも痛々しさが先立った。他に神々しくも冷たい美貌のニコール・キッドマン、重鎮ジュディ・デンチ、何か悪いものに魂を売ったのではないかと思うほど年齢不詳のソフィア・ローレンが華やかにスクリーンを飾る。ローレンは私が物心ついたことから既にあんな感じでまったく変わってない気がするんだけどどうなってるんだあれは。
とりあえずファーギーのBE ITALIANとケイト・ハドソンのCINEMA ITALIANOは一聴の価値ありなので、公式サイトでチェックしてください。もちろんダンス映像つきならなお感動すること間違いなしなので、暇とお金のある方は劇場へ。