Asia Pacific ArtsというサイトにYOU&JIN in LAのレビューが掲載されました。以下かなりざっくり訳したので載せておきます。
ちなみにこのサイトは南カリフォルニア大学が運営するアジアやアジア系米国人による文化芸術エンターテインメントを扱うオンラインマガジンだそうです。映画や音楽でも有名な大学なので、次のライブに学生が興味持ってきてくれたりするといいですね。


昨日の夜アップされたものを今朝っていうかさっき洗濯物干して(笑)から大急ぎで適当に訳しているので参考くらいにとどめておいてください。言いたいことはわかるけどおおおおというところはかなり意訳していますです。LA公演見てないし推敲あまりしてない上に当方当然のことながらプロでもなんでもないので抜けや間違いがあったらコメントお願いします。対訳にはなってません。だいたいの内容がつかめればということで。なんかこう英語ばっかりだとうんざりするだろうと思ったので^^;
ちょっと褒めすぎちゃうかと思わないでもないけど、英語をまんま日本語にすると感覚的に大げさになるというのもあるかも。

http://asiapacificarts.usc.edu/article@apa?you_jin_jin_akanishi_concert_review_15440.aspx



長いのと、あとまああれ(←)なのでたたみます。

LA Club NOKIAで行われた米国初公演で、赤西仁は驚愕すべきダンスパフォーマンスと広いボーカルレンジでファンを魅了、見事にその幅広い才能を示した。


古典オペラや舞台が役者の演じるオルゴールで幕をあけることはさほど珍しくはない。
しかしポップコンサートがこのような繊細なメロディで始まることはまれだ。照明が青い、スモークの立ち込めたステージをぼんやりと照らすなか、赤西は並外れて正確な動きでねじ巻きオルゴール人形を演じた。彼は突然故障したかのように逆戻した後半回転し、軽く驚かせて観客を引き込んでから、ドラムセットに飛び移ってオープニング曲の演奏を始めた。

A PageやLOVE JUICEのような古い人気曲同様に新しく書かれた曲までもカバーし、赤西は、胸の躍る期待感で観客を夜通し興奮させた。古い歌にたいしてはとくに耳を劈くような悲鳴と歓声を観客は上げた。多くの曲はまばゆい光のショーや緻密なダンスともに披露されステージ上方の高くせりあがった部分から下方に吊るされたセット、果ては客席にいたるまでを使って、まばゆい、カラフルなライトが客席が包み込み、畏怖の念を抱かせるような効果を生んでいた。才能あるバックダンサーたちもまた常にステージの上でエネルギーを発揮し、観客の興奮を煽った。

興味深いことに、アメリカでのコンサートであるにも関わらす、赤西の祖国・日本からも、多くの観客がただこのコンサートのためだけに遥遥やってきていた。客層は広く、ほとんどが女性ではあったものの、非アジア人の観客もいれば、若者のみならず、中年の観客も珍しくはなかった。

印象深かったのは中休みの後の演劇にあるような幕合いのパフォーマンスである。セットの壁からもくもくとスモークが立ち上がり、カラフルな衣装と鬼の面を使い、振りのぴったりと揃った、ヒップホップというより「ワールドダンス」と呼ぶにふさわしいダンスが始まった。おそらくこれは「手品」とでも表現するべきなのであろう。ステージに現れたキャラクターたちが「マスクをかぶった赤西」を探す観客の注意を引き付けていると、ゴールドのライトがパッとステージを照らし、本物の赤西がまったく違う場所に現れ、コンサート終盤の「Yellow Gold」と「My MP3」がはじまる。ファンフォーラムにはこの幕間は不要だったのではないかという意見もいくつか寄せられてはいたが、多くがこのパートが場内を静かで神秘的な雰囲気に一変させる要因になったという意見に賛同していた。
ファンの掲示板のもうひとつの話題は赤西の英語力であろう。開演前に披露されたビデオが証明したように、会話における彼の英語はなかなか達者であるのだが、歌う際の彼の発音はさらに耳を引いた(気になる点もあったであろうが、まるで聞き取れないということはなかった)。多くのファンが彼の日本語の歌も聴きたがっていたとはいえ、最終的には赤西の英語のみでのコンサートを行うという試みは非常に好意的に受け止められていたように思われる。

コンサートはTipsy Loveをもってゆっくりと終演に向かっていった。歌が終わり演奏のみが続く中この夜のすべてのパフォーマーがステージに登場し、センターステージに現れた巨大なミラーボールに反射した光の下で会釈をした。アンコールを求める長く途切れることのない歓声と拍手が起こったにもかかわらず、残念なことにアンコールはなかったが、赤西の人気と才能を証明するかのように、終演後も劇場の外では多くのファンが(この夜披露された)曲のサビを歌いながら、劇場を後にする赤西を一目でも見ようと待っていた。

コンサートは、とりわけ赤西が抱えていたアメリカで公演をする初のジャニーズタレントであるというプレッシャーを考えると、申し分のない出来であった。今夜のショーを見た多くのファンが、10月に予定されている赤西のUSツアーのチケットを求めることになるであろう。